なんか、心の顔…。 『早紀、話がある』 あたしには、話せない話なのかな…。 なんだか、もう真珠は見つかるというのに胸が切なくなった。 「楓」 「ん?」 郁生が楓の顔の前に手を差し出した。 「ほら、もうすぐだよ」 郁生の手の上では、レーダー用の真珠がさっきより強く輝いていた。 「ほんとだ」 「もうすぐ」 「うん」 郁生は楓の手を取り、進み続けた。