「友哉!」 「おぅ、心」 「無事だったか」 「? なにが?」 「ならいい…えっ、と」 心が見た方向に友哉が振り返ると、難しい顔をした信哉が立っていた。 「あー、信哉だよ。あっちにいるのが薫さん」 「そうか…」 気付いた信哉が近づいて来た。 『浩二郎……じゃなかったな。確か…』 「心だ、よろしく」 『うむ。本当に浩二郎にうりふたつだな、それとも雰囲気が似ているのか』 「あんたも」 心はニッと笑う。 『同じ顔で笑うな』