Cherish!!


早紀と楓が元に戻ったのはいいが…。

やっぱりアテもなく探し回るのは時間のロスだよな。


何か、何かないだろうか。


郁生の所まで通じる、案内板みたいなもんは。

心は悩んだ。


「早紀、大丈夫?」
「あたしは大丈夫。楓こそかなり無理してんじゃない」

楓は頭を降る。

「郁… どうしてるかな」
「うん」

「あたし達が探してるの、わかってるよねきっと」

「当たり前じゃない」

「だよね…」

早紀の瞳にまた影が落ちる。

どうしても郁生の姿が消えない。
あの時の郁生…。

郁。