「知らぬ間に…傷つけたり傷ついたりするけど、いなくていい存在なんか、ない」
「でも」
心は楓の肩をそっと抱きしめる。
「俺は、郁も早紀も晶も友哉も、楓も好きだ。みんないろんな気持ちがあって、こんな風にぐちゃぐちゃになったって、信じられんだ。必ず最後はみんなで笑い合える」
「郁だって…そう思ってると思う」
「…」
「郁とは5歳の時からの付き合いだからな」
心はニッと笑った。
「絶対、みんな守ってみせる!!」
胸の奥が、じわんとあったかくなった。
「…それでこそ心だね」
「おぅ!」
ガッツポーズ。
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