【完】1日遅れのクリスマス






「―…光輝……?」



ふと視界がはれて。


さっきより暗くなった部屋が目に入った。





さっきのは夢?



すごく幸せな夢だったような……。




そう思いながら体をよじれば、それは夢でなかったと、すぐにわかった。



だって、私のとなりには光輝がいたから。



私を抱き締めるようにして、私の横に寝る光輝。



すっぽりと光輝の腕におさまる私は、しっかりと光輝の背中に腕を回していて。



胸の辺りに顔を埋めていた。




ドキドキと伝わる鼓動。



光輝の温もり。




夢で感じたあの感じがよみがえる。




ああ……夢じゃなかったんだね。



嬉しくて、幸せな気持ちになって。




そっと体を伸ばして光輝の唇にキスをした。


触れるだけの、キスに入るか入らないかの……そんなキス。




寝てるから……ばれてないよね?



ドキドキと、まるで悪いことをする前みたいな緊張感が私の胸を締め付ける。



もう一度……


そう思って、光輝にキスをしようと顔を近づける。




だけど




「―――…襲われたいの?」



そんな声に、バッと体を離した。