【完】1日遅れのクリスマス




「――――――」



「―――な、…奈南」




遠くで光輝の声が聞こえる。




優しくて温かくて……大好きな彼の声。




フワフワとしたなにかに包まれて、ドキドキと鼓動が聞こえる。






「奈南…――好きだよ」



うん……私も好き……。



「大好きだ………」



光輝………





唇になにかが優しく触れる。



そのなにかは私の頬に、

瞼に、額に…愛でるように触れてきて。





最後に



「―――…愛してる」



その声と共に、首筋に触れた。




ん………っ




チクリとした痛みが走って、赤い花が咲く。





熱くて、熱くて、それでいて愛しくて。





ずっと、一緒にいたい。



そばにいたい。



これからも……ずっと………




そういって、私を包む温もりを抱き締める。




目を閉じれば、


一番近くに、愛しい彼の存在を感じた。