【奈南side】
意識がだんだん戻ってきて、ゆっくりと目を開けた。
辺りを見れば、そこは窓からさす夕暮れによってオレンジ色に染まっていて。
………あれ?
私………
どのくらい寝てたんだろう。
今が何時なのか、どうして横になってるのか。
全然覚えてない……
時間を確認しようと起き上がる。
だけど、
「いっ………」
ズキン!と頭に鋭い痛みが襲ってきて。
体中にダルさを感じた。
「奈南ちゃん……?起きた?」
「朱里さん…」
ちょうど、 朱里さんが部屋に入ってきて、私の手首に手をあてて脈をとりはじめた。
「まだちょっと熱があるかな……。冷えピタ取りかえようか」
そう言って私の額から冷えピタをとって新しいのに取りかえる。
新しく貼られた冷えピタはヒヤッとしてすごく気持ちよかった。
朱里さんに促されるようにして横になる。

