キッチンに行き、コップ一杯の水を一気に飲み干すと。
気持ちを落ち着かせて、奈南のいる部屋へと戻る。
部屋に入ろうと手を伸ばす。だけど、狙ってか知らずか、タイミングよく姉貴が出てきて。
「今からここ、男子禁制立ち入り禁止ね」
なんて、意味のわからないことを言い放ってきた。
――…バタン!
「ちょ、おい!!」
目の前で閉まる扉。
ガチャリと鍵がかかったのが聞こえてきて。
はあ!? おい、ふざけんなよ!?
扉を叩いて「開けろ」と訴える。
だけど、
「うるさい! 奈南に響くでしょーがっ」
と一括されて押し黙ってしまった。

