――しばらくして、姉貴が帰ってくると。
奈南はいつの間にか眠りについていて。
すかさず緩んだ手から手を離す。
まだ、握っていたかった……と思うところもあるけど、これ以上は無理っていうか危険な気がしたから離した。
部屋にポカリとゼリーのはいった袋をもった姉貴が入ってきて、俺に怪訝な顔を送る。
俺はそれに口元をひきつらせながら、誤魔化すように笑って横を通り過ぎた。
リビングにいってソファーに腰を下ろす。
深く息を吐いて、背をもたれさせた。
なんだろう。
短時間ですごい疲れたような………。
目を閉じれば、甦ってくるのはさっきの光景で……
ハッとなって頭を振るう。
考えたら終わる。……俺の理性が。

