「大丈夫!?どこか痛い?それとも光輝になんかされた??」 そう言って、女の人が私に駆け寄る。 私はひたすらに首をふり続けた。 嫌、いや……… なんで私の名前知ってるの? どうして優しくするの? あなたは光輝のなに? 目の前にいるこの人が、いったい何者なのかわからなくて。 もしも、なんてこと考えたら、より辛くなる。 「おい、奈南!?」 光輝が慌てたように女の人を押し退けて私のもとに来る。 すごく嬉しいことなのに…… 不安が消えないのは何でなんだろう。