「っ…こ、うき……」 奈南の頬が紅潮して赤く染まる。 光に照らされて、艶やかな唇が色っぽく光る。 もう、全てが愛しくてたまらない。 「奈南………」 服の裾から手を忍び混ませる。 滑るように壊れ物を扱うように。 ―――その時だった、 ドンドンドンッ!! 「こうきーーーっ」 ばかでかい声とドアを叩く音が玄関の方から聞こえてきて、ピタリと動作が止まった。