ねぇ、
私、ほんとに期待しちゃうよ……?
「――っ、こう……き…っ」
私は光輝の服をぎゅっと握りしめた。
「ゴメン、ごめんな…遅れてゴメン……。ずっと、待っててくれたんだな」
そう言って光輝は、さらに私を強く抱きしめた。
「ありがとう、待っててくれて。帰ってたらどうしようかと思った…」
そう言う光輝は小さく震えていた。
違うよ……
違うよ光輝………
私、もう帰ろうとしたよ………
もう、光輝とは、終わりだと思ったから……
「――ま…待ってて……って、……言われたから…っ」
私は光輝の胸に顔を埋めたまま、震える声でそう言った。

