ゴーンゴーンゴーン…… 時計塔の、日付の変わる音が鳴る。 クリスマスが終わる。 私と光輝の関係もこれでおしまい。鐘と共にピリオドを打とう。 わかってた。 覚悟もあった。 なのに、なんでこんなに苦しいの……? 私の顔は、涙でグチャグチャになる。 それでも、涙は止まることなく溢れ出て私の頬を濡らし続けて。 「―…っう、ひっ…く…ふっ…ぅえ」 振り返るな…… 歩け…… もう、光輝は………―――――