「何なの!? 何がしたいの!?」

「……」

黙ったまま、すーちゃんはまた顔を近付けてきた。

「なんなんだよもう!」

近付いてきた顔面に頭突きをした。
進行は止まったけど、クリーンヒットにも関わらず鼻血すら出ない。
なんとまぁ、頑丈な男なんだろう。

「お前を殺しに来た」

「なら早く殺せば」

すーちゃんは苦々しい顔をする。

「お前、何を企んでいる?」

「君に言う必要あるかな?」

「……ねえけど、言え」

「何それ。変なこと言うねぇ。
言う必要もないし言わない。たとえそれで殺されようとね」

口角を上げる。
すーちゃんは呆れたようにため息をついた。