「……!」 息が止まるような気持ちで目が覚めた。 呼吸が荒い。心臓の動きも激しい。 嫌な予感を払拭するようにパソコンに手を伸ばす。デスクトップのカメラマークのアイコンをダブルクリックすると、映像が映った。 大学病院の個室。 様々なチューブに繋がれる男性。 そこにいるのは確かにすーちゃんで、私はため息をついた。安心したのだ。 彼はまだ生きている。 意識は戻っていないが、生きている。