「私の知り合いが復讐倶楽部改のリーダーになったんだ。そいつがまとめ上げている限り、君が襲われることはないさ。
だから美紅ちゃんに迎えに来てもらった。襲われる危険のない今、君がここにいる意味はないし、ここにいることはお互いよくない。
私は君を煩わしいと思うし、君はどんどんこの部屋から出にくくなる。
それに何より、そろそろセイギくんからの連絡が絶たなくてね」

この言葉にきっと、嘘はないのだと思う。
わざわざ私のことを伏せてくれた千葉さんに少しだけ感謝した。


もとから、元凶は千葉さんなのだが。