「よかったね、梢ちゃん。きっともうすぐ、君はその恐怖から解放される」 「……」 敵を恐れる梢ちゃんは、私以外誰も入ったことのない我が家で暮らしていた。 彼女は元気そうにも見えるが、一切外に出ない。 アウトドアな彼女には想像し難い状態だ。 さて、美紅ちゃん。 お願いだから楽しませてよ?