「この前言ったよな? 二度目はねえって」 「げっ、須磨…」 「年上には敬語、それにちゃんと敬称をつけやがれ」 怒りのオーラ的なものを放つその男性は須磨と呼ばれていた。 須磨さんを見て動きが止まった男達。須磨さんはまず手始めに私のそばにいた男にパンチを食らわせた。 男は漫画のように宙に浮く。こんなこと、あるもんなんだな。都会は怖い。