「す、須磨圭吾!?」 「はい」 「必須の須、磨く、土二つ、五に口で須磨圭吾!?」 「はい。知り合いなんですか?」 「えっと…まぁ、ね?」 曖昧に濁したその返事は、圭吾さんのことを知っているのかという質問に肯定してくれたように思える。