「えっ、今から?」 電話の相手は軽い口調で話を続けた。 『ついさっきまで若松組が抗争起こしててさ。そのせいで岡村さんが重症負ったらしくてね。 頼むよ大輔。行ってあげられない?』 「行けないことはないんだけど…」 千葉ちゃんの頼みを聞いてあげたい気は山々だ。 岡村さんには僕も何度かお世話になったし、千葉ちゃんもだいぶ贔屓にしてもらってるらしいし。 でも須磨くんの見舞いにも行ってあげないとなぁ。 話を聞く限りでは、風邪をひいたのは初めてっぽい。さすがに心配だ。