虹色の騎士団

『…また、頬っぺたにクリームついてますよ。』

ん??

これ、ヒナタの記憶か??

ナフキンを持った
凛の手が頬っぺに伸びてくる。

『つ、付いてるんじゃなくて、

付けてるのっ!!』

『いいから、こっち向いて…。

…ほら、とれました。』

『ん。ありがと。』

そっか…。

ヒナタも
こんな風に、凛に頬っぺ拭いてもらったりしてたんだな。

ぼーっと凛を眺めてたら、
優しい笑顔して
「どうした?」
って聞かれる。

……答える代わりに、
オムレツを箸で大きく切って

急いで頬張った。


………何だ?

この変な感じ………。