虹色の騎士団

次はオレが付ける番。

…うーん…。
でも、この体勢だと付けにくいな…。

「日向、場所交換して、
ぼくの上に身体乗せて。」

そう言われて身体を起こし、横に移動すると
今までオレが寝てた所に未来が仰向けになる。

…流石に全体重かけたら、息つまるだろな…

そう思い、
上半身だけを未来の胸に乗せて、下半身はベッドに残す。

「…ぼくの事、
気にしなくていーのに。」

クスッ…と小さく笑う未来に

「オレが気になるんだ。」

キッパリ言うと
背中に両手を回して、緩く抱きしめられた。

身体がピッタリくっついた時、なるほど…と思う。

『裸同士で抱き合うと気持ちいい』

って未来が言ってたのが分かる…。

なんて言うか、和むというか落ち着くというか…。

顔を下げて、
未来がしたのと同じ場所に唇を付けた。

少し吸ってから見てみると
全然ちゃんと付いてない…。