「ぼくがキスマークを欲しがってるのはね…
2人の間に、
目に見える繋がりの証が欲しかった…
…だけなんだけど…。」
「目に見える繋がり?」
「…別にさー
キスマークなんか結局は消えちゃうものだし、
それを付けたから何だ、って訳じゃないけど…。
なんか今日は、
今、ぼくがこうしてここに居るっていう
確かな証拠が欲しい気分になっちゃってさ…。
そこに、それがある…
って思うだけで…
すっごい頑張れそーな気がして…。
うん、
ぼくにとって『御守り代わり』になると思うんだよね…。
…日向を守る立場で、
こんな弱っちー事言いたくないから…
ホントは我慢しよーと思ってたんだけど…
まさか、
こんな機会があるなんて思わなかったしさ。」
オレの裸の胸に下がる鍵を指で触りながら未来は言った。
…その理由に、
別に笑う所なんか1つも無かった。
きっと、
こんな時だから。
皆、何かしら『すがる物』が欲しいに決まってる。
オレは、
学校とかの事を考える事で『当たり前の日常』にすがり、
未来はきっと、
繋がりとか以上に
『今、生きてる証』をキスマークに見たいんだ。
…どっちも、
いつかは消えてしまう儚い物かもしれないけど、
今、
ここに居る事を実感出来る『大切な物』なんだ。
2人の間に、
目に見える繋がりの証が欲しかった…
…だけなんだけど…。」
「目に見える繋がり?」
「…別にさー
キスマークなんか結局は消えちゃうものだし、
それを付けたから何だ、って訳じゃないけど…。
なんか今日は、
今、ぼくがこうしてここに居るっていう
確かな証拠が欲しい気分になっちゃってさ…。
そこに、それがある…
って思うだけで…
すっごい頑張れそーな気がして…。
うん、
ぼくにとって『御守り代わり』になると思うんだよね…。
…日向を守る立場で、
こんな弱っちー事言いたくないから…
ホントは我慢しよーと思ってたんだけど…
まさか、
こんな機会があるなんて思わなかったしさ。」
オレの裸の胸に下がる鍵を指で触りながら未来は言った。
…その理由に、
別に笑う所なんか1つも無かった。
きっと、
こんな時だから。
皆、何かしら『すがる物』が欲しいに決まってる。
オレは、
学校とかの事を考える事で『当たり前の日常』にすがり、
未来はきっと、
繋がりとか以上に
『今、生きてる証』をキスマークに見たいんだ。
…どっちも、
いつかは消えてしまう儚い物かもしれないけど、
今、
ここに居る事を実感出来る『大切な物』なんだ。

