虹色の騎士団

「はーい日向ー…。
ちゅー……。」

そう言って、
すっ…っと唇を付けられる。

…うーーーっ……

今まで未来とした
数々のキスを思い出して身体を固くする。

未来は毎回、
キスのレベル…?を上げてきてるから…

今日は一体、何を……。

「はーい、おしまいー♪」

………え?

思いがけない言葉に、
キツく閉じていた目をソロリ…と開けると、

既に未来の顔は元の位置に戻っていた…。

「…今ので終わり…?」

身構えてた分オレは拍子抜けして、
逆に変な事を聞いてしまった…。

そして…。
またもや口にしてから後悔したけど…

案の定、
未来にニヤリ…と笑われ、

「日向ー♪
かわいー顔してー
中身は、すーっごくえっちになったねぇ…♪

うん。
これもーぼくの英才教育・初心者編のおかげだねー♪」

そんな事を言われてしまう…。

「今日はねー
大人のちゅーをしない代わりにー

日向に1つ、
お願いがあるんだー。」

な、なんかその方が不安なんだけど…。