「あはははは!!!
日向、いいっ!最高だよー!

それが、日向の仕返しね!!
くく…なるほどなー!

ぼくじゃ、思い付かないよ、それ…!!」

「本当に…ふふっ…日向らしいね…!ははは…!」

あまりに露骨に笑われて
段々腹が立って来たので、

ついでにベッドの上に立ち上がり、
未来の首にも吸い付く。

「うわっ…!ちょっと日向っ…!!

それは反則…いたーっ!!!」

吸い終わり首を押さえてしゃがみこむ未来から視線を外し、

きっ…!っと次の標的を睨むと、
真宵はジリジリと後退りし始めた。

「ひ、日向…。待って…!
俺の肌だと皆より目立つから…!」

「んな事、知るかっ!」

逃げる隙も、狐矢太を使う隙も与えないように、

根性で走っていって真宵の腕を掴み、
長い髪の毛を手で払いのけて、首に吸い付く。

「いた……っっ!!!
日向……っ!!痛い…!!!」

オレは目的を果たして一応、満足した。

これでオレだけ目立つ事はないな!!