虹色の騎士団

あっさりと言ってのけた凛に
オレは大声を出す。

「待て待て待てっ!!!

何だよ!!それっ!!!
なんでレオンが…!!」

言い終わらない内に、
凛が口を挟んできた。

「オレ達と話し合いたい事があったから、
ヒナタの力を使ってお前の身体を1日だけ借りたんだそうだ。

…その間、お前の記憶はないだろうけど、

特に何かあった訳じゃなく、
話も終わってレオンはまたお前の中で眠ってる。

…これ以上、伝える事はないな…。」

…淡々と言いながら濡らしたタオルを絞ると、

何故か凛は動けないでいるオレが着ているTシャツに手をかけ、
するすると脱がし始めた…!!

「ちょー!!
ちょっと待てっ!!

凛!!!お前、何脱がしてんだよっ!!」

「レオンが限界ギリギリまで動き回って
直ぐに引っ込んだもんから、

意識が回復してないお前を、
昨日はそのままベッドに寝かせるしかなかったんだ。

汗かいてて気持ち悪いだろ?
身体拭いてやるよ。」