虹色の騎士団

「バカ野郎!!!

それで…それでお前まで死んじまったら、
どうするんだ!!!

お前まで……オレと同じように………!」

レオンは素早く走り込み、
凛に向かって棒を左右から叩きこんでいく。


それを両手で握った棒で受け流しながら…

凛は力一杯叫ぶ。

「分からないのか!!
あの時とは違うんだ!レオン!!!

全ての騎士が揃い、そして日向もいる!!!

災厄を前に
身体は深く傷付くかもしれない…!!!

それでも…あの時とは違う……!!!

俺達は…絶対、死なない!!!

お前とヒナタの魂を持つ日向と…

また来年の夏休みを過ごすと約束した!!!

そうして日向の身体を借りたお前とも…

また生きたまま会いたい!!話したい!!

だから絶対…あの時のような無謀な戦いはしない!!

自由になる為に…!!!

生きる為の戦いをするんだ!!!!!」