虹色の騎士団

「戦いって…
こんなので認めて貰えるんですか…?」

ちゃちな新聞紙の棒を手に、
拍子抜けしたように勇武が訪ねる。

「ま。
簡単だと思うなら、別に構わねーが…。

…嘗めてっとマジで痛い目見るぜ…?」

レオンはホットケーキの最後の1切れをカイリに食べさせてやりながら、つまらなそうな顔でそう言う。

「それから。
お前らの騎士の力は、直接オレ自身が浴びなきゃ効かねーからな。

オレの再生の光は、
お前ら騎士の力を抑え込む事も出来る。

…太陽が全ての源であるようにな…。」

未来が立ち上がり、棒を横に振る。

感触を確かめるように何回か繰り返してから、
レオンを見て口を開く。

「あのさぁ…。
凛はともかくとしてー


勇武は、剣術に関しては当然素人だろーし、

ぼくだって凛程、ちゃんと使える訳じゃない…。

これってーぼくらが不利過ぎるんじゃない?」