虹色の騎士団

次の日の昼過ぎ。

香澄から連絡を受けた、残りの3人も、
日向の家のリビングに出向く。

ソファーに座り、事情を説明された3人は

日向の身体をしたレオンを見つめる。


レオンは食卓の椅子に腰掛け、凛と
カイリを膝に抱いた彼方と話しながら、

香澄が作ったプレーンのホットケーキにバターだけを乗せた物を食べ、

ブラックコーヒーを飲んでいた。


「…あの超甘党の日向さんがコーヒーに何も入れない、
しかもホットケーキにバターしか塗らないなんて…。」

「確かに…
身体を包むオーラもいつもと違う。

完全に別人格だね…。」

「んー…。と言う事はー、
ぼく達と日向が戦う…ってのは本当なんだねー…。」

未来の言葉を聞いてレオンが振り向いて、
ニヤリ…と笑う。

「お前らさ、
身体が日向だからって油断してんじゃねーぞ。

言っとくがオレは
身体が小さかったガキの頃から、すげー強かったからな。

…今の内に、身体あっためとけよー?」