虹色の騎士団

凛は電気を消して、
さっさとベッドに上がり布団に潜る。

レオンもその隣に潜りこみ、
開けっ放しの窓から夜空を眺める…。

「…ははっ…懐かしいな…。

まるでお前と2人で
子供の頃に戻って、あの村に居るみたいだ…」

「…そうだな。

…こうして2人で寝転がって良く夜空見たな…。」

レオンが大きく溜め息をつく。

「…寝るの勿体ねーけど…身体が限界みてーだ…。

…おやすみ、リン…。」

「…ああ。
おやすみ、レオン。」

夏の夜風に揺れるカーテンの音を聞きながら、2人は目を閉じた…。

2人は夢を見る…。

故郷の満天の星空と…
楽しかった平凡な日々を……。