虹色の騎士団

レオンは立ち上がると、思い切り腕を伸ばした。

「ふあー………。

日向の身体、基本的に早寝早起きだろ…。

すっげー寝みぃ……。」

「…お前だってそうだったじゃないか。」

「あー…、
そーいやーそーか…。」

レオンは欠伸をして、
目を擦りながら凛に顔を向ける。

「んじゃー、そろそろ寝るか……。

…この機会にお前、日向の身体と寝とく?

添い寝くらいなら、我慢してやってもいーぜ。」

その言葉に凛は、ふっ…と笑い…

「…そうだな。
そうさせてもらうか。」

その途端、
レオンがベッドの端まで一気に後ずさった。

「おっまえ…
中身はオレなんだから、いくら欲情したって手ぇ出すなよ…。」

「…出す訳ないだろ…。

…何年、出さずに我慢してると思ってんだよ…。」

「お前のソレ…。

まさか我慢し過ぎて使えなくなったとか…?」

「…んな訳あるか…。

ほら、寝るぞ。」