虹色の騎士団

レオンは再びベッドから下り、
布団に膝を付けてしゃがむと凛の肩を強く掴む。

「お前さ、勘違いすんなよ。
オレが死んだのは、
オレが災厄を嘗めてたからだ。

お前がヒナタ達を呼びに行くって言った時、オレは止めた。

…オレ達でどうこう出来る相手じゃないのに、
カナタ達に助けを求めに戻らなかった。

…そこを思い違いしてるよーなら
…いくらお前でも、マジで許さねーからな。」

「だけど俺は…。」

「だけどもクソもねーんだよ。」

レオンは凛の鼻を思い切り摘まむ。

「い……っ!」

「大体お前の炎の力でも、
オレの再生の光の力でも。

奴が火ー吹いた時点で防げなかっただろーが。

…全く。

フツー月が、太陽食って吐き出すなんて誰も思わねーっつーの!」