虹色の騎士団

「そんな条件…!
お前ふざけてるのか!!!」

レオンの言葉を聞き、
凛は勢いよく立ち上がり怒鳴る。

だがレオンは聞く耳持たず…といった感じで、
残っていた紅茶を飲み干した。

「レオン!!!」

「うるせーなぁ…。
聞こえてるよ…。

…相変わらず熱いな、お前。
もっと冷静になれよ。

…そんなんじゃ足元見えなくなって転ぶぞ?」

そう言って立ち上がり、リビングのドアに向かって歩き出した。

「どこ行くんだ!!」

「久々に『生きて』んだから、のびのびさせろよ。
風呂だよ、ふ・ろ。


…ま、後は3人でよく話し合うんだな。」

そのままドアを開けて、レオンは暗い廊下に出ていってしまう。

「あいつ…!!」

「凛くん…!」

追いかけようとした凛を香澄が制した。