「レオン君、これ飲んで下さいね…。」
食卓の椅子に座る日向に、
香澄はアールグレイのストレートティーを出した。
「お、サンキュー。
…久々だな、カスミの淹れてくれたお茶。」
一口飲んで微笑む。
「うん…。
やっぱ、旨いわ…。」
本来の日向ならば紅茶にも、
大量の砂糖やミルクを投入する所だ。
ストレートティーを旨そうに飲む日向を見て、
凛は思わず口調を荒げた。
「…レオン!
お前…どういうつもりなんだ!」
そんな凛をちらり…と見て、日向は溜め息をつく。
「大丈夫だよ、心配すんな。
…日向の身体を乗っ取ろうなんて思ってねーよ。」
「…しかし魂の暴走もなくして
何故お前はそうしていられる…?」
彼方の質問に、日向は笑った。
「相変わらず、口数少ねーな。カナタ。
ま。言いたい事は、分かるけどさ。」
紅茶をもう一口啜って、目を閉じる。
「…ヒナタの魂の力だ。
ヒナタ本人とは違って、流石に身体まで俺に変える程の強い力はねーが、
その分、長めに肉体を借りる位なら…な。
ま、それも1日が限度って所だ。
後はまた…
オレは大人しく眠る事にするさ。」
瞳を開けて日向は…
いや、レオンは凛を見つめた。
「オレはこいつの身体の中で眠ってたのを、
今日無理矢理起こされた。
…思い出したくねー記憶まで引きずりだされてな。
…そんな事してまで話したい事が、あんだろ?
だから、こいつの身体を借りて中から出てきた。」
食卓の椅子に座る日向に、
香澄はアールグレイのストレートティーを出した。
「お、サンキュー。
…久々だな、カスミの淹れてくれたお茶。」
一口飲んで微笑む。
「うん…。
やっぱ、旨いわ…。」
本来の日向ならば紅茶にも、
大量の砂糖やミルクを投入する所だ。
ストレートティーを旨そうに飲む日向を見て、
凛は思わず口調を荒げた。
「…レオン!
お前…どういうつもりなんだ!」
そんな凛をちらり…と見て、日向は溜め息をつく。
「大丈夫だよ、心配すんな。
…日向の身体を乗っ取ろうなんて思ってねーよ。」
「…しかし魂の暴走もなくして
何故お前はそうしていられる…?」
彼方の質問に、日向は笑った。
「相変わらず、口数少ねーな。カナタ。
ま。言いたい事は、分かるけどさ。」
紅茶をもう一口啜って、目を閉じる。
「…ヒナタの魂の力だ。
ヒナタ本人とは違って、流石に身体まで俺に変える程の強い力はねーが、
その分、長めに肉体を借りる位なら…な。
ま、それも1日が限度って所だ。
後はまた…
オレは大人しく眠る事にするさ。」
瞳を開けて日向は…
いや、レオンは凛を見つめた。
「オレはこいつの身体の中で眠ってたのを、
今日無理矢理起こされた。
…思い出したくねー記憶まで引きずりだされてな。
…そんな事してまで話したい事が、あんだろ?
だから、こいつの身体を借りて中から出てきた。」

