虹色の騎士団

来年………。

それを聞いた時、
…何故かオレは……

「日向…?」

俯き、黙り込むオレの肩に凛が手を置く…。

オレはその手を、強く掴んだ。

「リン…。

…今のまま行って、
お前達に『来年』なんて時間が存在するなんて…

本気で思ってんのか?」

「…日向…。
お前…何、言ってるんだ……?」

凛は戸惑い、眉を潜める。

「いいから答えろよ!

……リン。

リィン=ダーズ!!」

その瞬間、凛は動きを止めた…。

「まさか……。」

「そうだ。…リン…。」

日向は凛の腕を振り払い、
少しだけ悲しそうに微笑んだ。

「久しぶり…
で合ってんのかな…?」

「……レオン…?!」