虹色の騎士団

とりあえず味噌汁をさけ、オカズと飯を食って、

次にサラダのプチトマトに箸を伸ばす。

「…………。」

口に入れようとしたんだけど…

何だか気が進まない。

「どうしたのー?」

プチトマトと睨み合いしてたら、
未来に声を掛けられてしまった。

「いや…
何か、今日はこれ…
絶対口に入れたくない気分なんだよな…。」

「日向、トマト嫌いじゃないよね?」

真宵に言われ、考える。

「嫌い…じゃないはずなんだけど…。

何か…凄く不味いよーな気がして…」

未来が身体を伸ばして、オレの箸に摘まれたプチトマトを、ぱくっ!っと食べた。

「んー?普通に美味しいよー?」