虹色の騎士団

横を向くと、真宵まで同じ状態でソファーに寝かされてるし…。

「そこの3人に感謝するんだな……。」

兄貴と出掛けていたはずなのに…。

いつの間に帰ってきたのか
彼方先生が食卓の椅子からオレの方を眺めていた。

「…レオンの魂に刻まれた記憶のせいで、
身体の内側に熱が貯まっていたそうだ…。

素早くお前と真宵の身体を引き離し、
冷やしてくれていなければ……。」

レオンの魂の記憶…。

そう言えば…熱い炎の粒に、全身を貫かれて…。

オレは自分の身体を抱き、軽く震えた。

「一応、薬も飲ませた…。

その様子なら、問題ない。
真宵もじきに目を覚ますだろう…。」