虹色の騎士団

オレは、ゆっくりと目を開ける。

「…気が付いたか?」

「…リン……?」

「悪かったな、痛い思いさせて…。

…俺の責任だ…。」

リン…お前…その表情…。

まるでオレの事…
ヒナタみたいな目で見て…。

…ヒナタ……?

「…あれ?」

オレはもう一度、凛の顔を見つめる。

「…どうした?」

「いや…今…。」

オレ…
凛を見て何か変な事、考えてなかったか…?

「…いてっ!!」

起き上がろうとしたら、身体が少し痛んだ。

その上、
なんか…濡れた布みたいなのに下着だけの状態で包まれてるし…

「な、なんだ。これ…」