虹色の騎士団

玄関のドアの開閉音が聞こえた後、

真宵が軽く溜め息をついた。

「香澄、
今のは流石にストレート過ぎるんじゃない?」

え……?

「いやー
あの位つつかないとー、多分ずーっとあの雰囲気は変わらないよねぇ…。」

未来が唇を擦りながら、兄貴の方に視線を向ける。

は……?!

「後々、苦しむのは勇武自身だからな。」

肘を膝に付けて手の平で頬っぺを支えながら、
考え込むように凛が言う。

「………。」

先生はカリイを膝に抱きながら、何も言わないし……。

…もしかして……。

「全員、勇武の事…
気付いてたのか……。」

「んー…。
あの外見でー、
今のキャラは流石におかしいでしょー。

まー、どっちがホントの勇武なのかは、まだ分からないけどねー…。」

未来はケーキを1切れ摘まみながら答える。

「決定的だったのは、
お前から昨日聞いた香澄さんの見解だけどな。」

凛はそう言って、手に持ったカップからコーヒーを飲み干す。

…やっぱ…オレだけ、超鈍感なんだ……。