虹色の騎士団

へー…。
彼方先生って、寝る前に筋トレとかするタイプだったのか。

…身体つきも細いし、そんな風には見えないけど、
もしかしたら未来みたいに着痩せするタイプなのかもな…。

「じ、じゃあ…、あの…。
日向君はカイリ君をお願いします!
!!

兄さん、スープ温めて来ますね!!」

真っ赤なまま先生の横を通り抜け、兄貴は小走りして行った。

あ、そうか。
カイリも、もー起きて1人で遊んでんだろーなー。

上半身を伸ばしてから立ち上がると、先生がまだドアの前にいた。

「…何?」

何か言いたそうなので、一応聞いてみる。

「不相応な望みは持たない事だ…。

子猿は所詮、努力した所で猿にしかなれん。」

………言いたい事は、よーく分かった…。

オレの表情を見て、満足げに鼻で笑うと
先生は、さっさと階段の方に歩いていく。

あいつ…ホントに性格悪いな…。