虹色の騎士団

「そうか…。
力が開放されずに悩んでいるのか…。」

額を離した虚夢の力が呟く。

へー…
ホント便利だな…。

「陽光の力は日向の物ではなく、レオンの魂に宿る物だ…。

私もそこまでは入りこめない…。

貴方の力になれないようだ…

すまない…日向…。」

「いや、そんな事ねーって。

お前と こーして話してるとさ、
何かすっげー気が紛れるよ。

…最近は、なーんか夢見も悪くてさー…。」

虚夢の力がオレの机に腰かけ、腕を伸ばすと…

オレの身体が、ふわり…と浮き上がった。

「う、うわっ!!」

そのまま伸ばした虚夢の力の腕の中に入り、
抱きしめられ、頬っぺをスリスリされてしまう…。

「な…何?」

「…カイリは、日向にこうされるのが好きみたいだ……。

私も貴方が好きだから、それを伝えようと思って…。」

頭を撫でられ、頬っぺにキスされる。

…確かにオレが普段、カイリにしてる事ばっかだわ。