「ごめん!兄貴っ!!
だって…
だってオレ、すっげー気になっちゃったから…!」
「だったら、そう言ってくれれば…っ…」
「い…いや…
だって…勉強だって兄貴言ってたし…」
「説明下手なのは、自分で、ちゃんと気付いてます…
分かりにくいなら、そう言って下さい…
もしかしてそんな事すら聞けない程、
日向君は兄さんの事が嫌いなんですか…っ?」
「そんな訳ねーだろ?!」
「なら、どーして…っ…。」
うー…。
今の兄貴は久々にネガティブな上に、変な方向で勘まで鋭くなってる…。
一体、何て言えば分かってもらえるんだよ…!
マジで困ったな…。
「…お前達兄弟は、一体何をやっているんだ…」
リビングの入り口で、
彼方先生が呆れたように腕を組んで、こっちを見ている。
「…あれっ?…帰ったんじゃ……。」
「…私はカイリの様子を見に行っていただけだ。」
そう言うと、すたすた歩いて兄貴の隣に座り、
…オレの目の前で優しく抱きしめた。
「全く…。
お前は日向には本当に弱いな…。」
頭を撫でながら、軽く溜め息をつく。
「香澄、お前は その力を使うな…。
曖昧に読み取るから混乱するんだ。」
「そ、そんな事言われても…。」
いきなり、兄貴の顎をすっ…と持ち上げ、キスした。
「お前が感じるのは、私の感情だけでいい…。
…私以外の男の感情がお前に流れこむなど…
…私には耐えられない。」
「でも日向君は僕の…」
「…日向を大切に思うあまり、お前は臆病になり過ぎて、こんな事になる。
…分かっているだろう?
日向がお前を嫌うはずなとない。」
兄貴の頬っぺを何度も優しく撫でる…。
………。
確認の為に言っとくけど……。
オレが目の前にいる事、本気で忘れてねーか?おいっ!
だって…
だってオレ、すっげー気になっちゃったから…!」
「だったら、そう言ってくれれば…っ…」
「い…いや…
だって…勉強だって兄貴言ってたし…」
「説明下手なのは、自分で、ちゃんと気付いてます…
分かりにくいなら、そう言って下さい…
もしかしてそんな事すら聞けない程、
日向君は兄さんの事が嫌いなんですか…っ?」
「そんな訳ねーだろ?!」
「なら、どーして…っ…。」
うー…。
今の兄貴は久々にネガティブな上に、変な方向で勘まで鋭くなってる…。
一体、何て言えば分かってもらえるんだよ…!
マジで困ったな…。
「…お前達兄弟は、一体何をやっているんだ…」
リビングの入り口で、
彼方先生が呆れたように腕を組んで、こっちを見ている。
「…あれっ?…帰ったんじゃ……。」
「…私はカイリの様子を見に行っていただけだ。」
そう言うと、すたすた歩いて兄貴の隣に座り、
…オレの目の前で優しく抱きしめた。
「全く…。
お前は日向には本当に弱いな…。」
頭を撫でながら、軽く溜め息をつく。
「香澄、お前は その力を使うな…。
曖昧に読み取るから混乱するんだ。」
「そ、そんな事言われても…。」
いきなり、兄貴の顎をすっ…と持ち上げ、キスした。
「お前が感じるのは、私の感情だけでいい…。
…私以外の男の感情がお前に流れこむなど…
…私には耐えられない。」
「でも日向君は僕の…」
「…日向を大切に思うあまり、お前は臆病になり過ぎて、こんな事になる。
…分かっているだろう?
日向がお前を嫌うはずなとない。」
兄貴の頬っぺを何度も優しく撫でる…。
………。
確認の為に言っとくけど……。
オレが目の前にいる事、本気で忘れてねーか?おいっ!

