虹色の騎士団

えー…そうだな…。

オレはカイリをイメージして、にっこり笑う。

「ま、真宵ちゃん、だいすきー♪」

真宵が『う…!』っと言った感じで固まる。

いや、部屋中が何か固まってる…。

何か…変だったかな…。

「カイリ!!!
チョコあげるから、こっち おいでっ!!」

珍しく間延びした話し方せずに未来が真っ赤になりながら笑う。

「カイリ…!
公園連れてってやるぞ…。」

凛まで赤くなった顔で、口元を手で隠しながら話しかけてきた。

「素晴らしいです!カイリさんっ!

あまりの可愛いらしさに、自分…感動しました!」

兄貴は、キラキラした目で『勇武っぽく』言う。

「はー…、…えーと…

カ、カイリはやっぱ可愛いなー

ほら、おいでー
お父さんが抱っこしてやるぞー!」

まだぎこちない感じで、勇武がオレがよくするように、
『カイリ』に向かって両手を広げた。