「なんかー、
無駄に えっちに見えるんですけど………?」

「確かに…
少し面白くないね……。」

真宵まで何か不機嫌そうな声で そんな事言い出すもんだから、

涙目になりながら、オレは抗議した。

「これのどこが、そんな風に見えんだよっ!!」

「強いて言うならー、
勇武の言い回しとかー?」

「ええっ?!
じ、自分ですかっ!!」

情けない声を出す勇武の肩に、
凛が同情するように手を置く。

「おとーさん、いたい?」

痺れた手をプラプラ振っていたら、

カイリが心配そうな顔をして、ハーパンの裾を握って来た。

「ありがとなー。

…本気で心配してくれんのはお前だけだよ…。」

引っ張られて、
危うくずり落ちそうになるハーパンのウエストを掴みながら、
オレはしみじみと言う。