虹色の騎士団

『乙女…早く私を見つけて……。

手遅れになる前に…
本当の私を………!』

男の身体が闇に溶けていく…。

『私を止めて…。乙女…。
私は…それを望んでいるんだ…。』

「待てよ!!」

伸ばしたオレの手に、
男の瞳から溢れ落ちた涙が当たり、銀色の光を放つ……。

………………。

……ゆっくり目を開けて、白い天井を見つめる。

消毒液の匂い…

まだ病院に居るんだ…オレ…。

そっ…と伸びてきた手に額を優しく撫でられる。

「凛……。」

「大丈夫…。
落ち着いて寝てていいから。」

そう言われても寝てなんていられない…。

オレは起き上がり、凛の腕を掴む。

「…手術…終わったのか?」