「自分は…真宵さんと一緒にこっちに帰って来て……
香澄さんの家に行くつもりで……
だけど…信号待ちしていたら…
急に誰かに押されるように……真宵さんが…
真宵さんが…道路に…
手を伸ばしたのに…間に合わなくて……」
俯き、震える自分の肩を抱きしめる勇武の手を、
兄貴の手が労るように包む。
勇武は病人が着るような青い服に着替えていて…。
だけど、腕に薄く赤黒い跡が付いているのが見えた…。
…洗っても落ちなかった真宵の血…。
きっと勇武が着ていた服は、真宵の血にまみれて………。
「日向…!」
身体から力の抜けたオレを、凛が支える。
「大丈夫…。」
凛から身体を離し、赤いランプを見つめる。
ちゃんと真宵に会うまでは…。
真宵の姿を見るまでは、絶対、ここから離れない…!!

