虹色の騎士団

未来はカイリを抱き、
左手でオレの手を握りしめ
有無を言わさず大通り目指して歩きだした。

「え?何……?なんで………。」

見上げた横顔が、あまりに真剣で…怖くて…。

それ以上聞けなかったし、答えてももらえなかった。

「………。」

大通りでタクシーを拾い、乗り込む。

「…中央病院。」

未来が行き先を短く指定すると、タクシーは走り出す…。

中央病院って……。

不吉なキーワードに驚いて顔を横に向けると…

未来は既にオレを見つめていて…
握る手に力を込める。

「日向。ぼくの言う事、落ち着いて聞いて。」

ドラマなんかで聞いた事のある台詞…。

その後は……

その後の言葉は……

「……真宵が……
車に跳ねられた。」