虹色の騎士団

未来は立ち上がり
両手を叩いて砂を落とす。

「……まー、
そんな日向の鈍さもー
プラスに考えれば可愛い所。かー…。」

未来に、そんな風に言われて反論しようとした時、

ハーパンの尻ポケットに突っ込んどいたケータイが鳴り出す。

「ちょっと未来…!頼む…!!!」

手が砂だらけだったので、クルリ…と背中を向けると

意味する所をちゃんと理解してくれたらしく、

ケータイを取り出し、着信相手を確認してくれる。

「日向の自宅…って事はー、香澄ー??」

「んじゃ出て。」

「…日向は横着だなぁー…。」

カイリが自分の頭に砂を掛けようとしてるのを、危なく止めていると、

文句をいいつつ未来はケータイに出てくれた。

「もしもしー?

…え?
あー、間違ってないよー。

うん、そ。日向のケータイ。」