「そうですね…。
真宵君に見通せない事が気ががりになっていましたが…。」
「そんな事言ったら、真宵が居なかった時に覚醒した未来は
もっと怪しいんじゃ…。」
「うう…凛は酷いなー…。
こーんなに格好イイお兄様をー疑うなんて…。」
「いや…別に疑ってる訳じゃ…。」
そんな会話がしばらく続き、
「彼方……。」
とうとう兄貴が先生に声をかけ、場がシーン…とする。
オレは振り向き、難しい顔をした先生を、じぃーっ…と見つめた。
「彼方せんせー……」
何故か先生を除く全員が、顔を赤らめる。
「す、捨てられた犬の目……。」
「日向…そんな特技、もっていたんだね…。」
「うわー…
これは、きっついわー…。」
「ひ、日向君……」
先生はオレをじっ…と見つめ、溜め息をつく。
「……お前の勝ちだ。
…好きにしろ…。」

