とにかく、 災厄が起こる『その時』までに、 虹の舞乙女は自らを守護する存在、 7人の「虹色の騎士団」を探しださなくてはならない…。 それが、遠い昔から 繰り返されてきた 僕達、騎士と乙女を繋ぐ約束。 それなのに……。 深く考え込むように、 壁にもたれ、 腕を組んだ姿勢を崩さないまま、 カナタが低く呟く。 「この世界の人間を、 残り3つの『守護の力』が、 お気に召さなかったと言う事か………」 「そんな…。 そんな事があっていいはずは………。」 そんな話は、 聞いた事がなかったし………。